沖縄でコツコツ投資

30代兼業投資家です。iDeCoやNISAを利用してコツコツ投資をしています。最近米国株(ETF中心)に移行開始しました。

ジュニアNISAと従来の未成年口座について

こんばんは、うちには小さい子がいるので先月、ジュニアNISAの口座を開設してこれから運用を開始しようと思っていた所でした。

しかし最近下のリンクの記事を読んで、ジュニアNISAのメリットについて再度検討して不要であれば従来の未成年口座で運用しようと思ったので、調べてみました。

jin-plus.com

 

 


ジュニアNISAについて

ジュニアNISAは2016年から始まった制度です。まずはまとめてみました。

対象者 日本在住の0歳〜19歳
必要書類 マイナンバー
金融機関変更 不可
取引主体者 原則、親権者等
非課税投資枠 80万円/年(5年間で400万円)
非課税期間 最長5年間
口座開設期間 2023年まで(H35年)
対象商品 上場株式、ETF投資信託
運用商品の変更(スイッチング) 売却時に非課税枠が消滅
ロールオーバー
払い出し制限 18歳まで不可

f:id:baru84:20180107200231p:plain
*1

  • 毎年80万円まで非課税枠があり、売却益・配当に対して非課税となる。
  • 5年間の運用後は、翌年の非課税枠を利用して非課税保有を続けることができる(ロールオーバー)。その時、合計額が80万を超していても全て非課税枠に入れることができる。
  • 2023年(H35年)時点で未成年である場合は継続管理勘定(非課税運用)にて運用、払い出し不可。

以上のような感じですね。

未成年口座(特定口座)について

対象者 未婚の0歳〜19歳
必要書類 マイナンバー
金融機関変更
取引主体者 満15歳未満:親権者または未成年後見人、満15歳以上:未成年本人または親権者
贈与税非課税 110万円/年
未成年本人の基礎控除 38万円/年
対象商品 上場株式、ETF投資信託
運用商品の変更(スイッチング) 可能
払い出し制限 なし

確定申告をしなければ扶養控除から外れることはない(配当・売却益が38万円を越える場合、源泉徴収ありなら扶養控除から外れない、源泉徴収なしなら確定申告の必要があり扶養控除から外れてしまう)
扶養控除の条件(①16歳以上、②生計を一にする、③合計所得金額が38万円以下)

  • 毎年38万円までの売却益・配当は非課税となる。
  • ジュニアNISAとは異なり、払い出し制限がない!

以上のような感じですね。

シミュレーション

私はそもそも、ジュニアNISAは満20歳まで払い出し制限があることから、投資信託でコツコツ積み立てていく予定でした。
そのため、投資信託の平均的なリターンは年3-5%なので、年3%で検討してみます。
積立商品も無配当の投資信託を選ぶと仮定しています。


月5万円で投資信託を積み立てると以下の様になります。

元本 運用収益 合計(元本+運用収益)
0年目 0円 0円 0円
1年目 600,000円 8,206円 608,206円
2年目 1,200,000円 34,658円 1,234,658円
3年目 1,800,000円 79,904円 1,879,904円
4年目 2,400,000円 144,507円 2,544,507円
5年目 3,000,000円 229,048円 3,229,048円
6年目 3,600,000円 334,126円 3,934,126円
7年目 4,200,000円 460,355円 4,660,355円
8年目 4,800,000円 608,372円 5,408,372円
9年目 5,400,000円 778,829円 6,178,829円
10年目 6,000,000円 972,400円 6,972,400円
11年目 6,600,000円 1,189,778円 7,789,778円
12年目 7,200,000円 1,431,677円 8,631,677円
13年目 7,800,000円 1,698,833円 9,498,833円
14年目 8,400,000円 1,992,004円 10,392,004円
15年目 9,000,000円 2,311,970円 11,311,970円
16年目 9,600,000円 2,659,536円 12,259,536円
17年目 10,200,000円 3,035,528円 13,235,528円
18年目 10,800,000円 3,440,799円 14,240,799円
19年目 11,400,000円 3,876,229円 15,276,229円
20年目 12,000,000円 4,342,722円 16,342,722円

f:id:baru84:20180107214123p:plain

7年目には基礎控除の38万円越えてしまいますね。
0歳から20歳までの20年間運用したら、+430万円になります。

次にこどもの出費を考えてみます

f:id:baru84:20180107214917p:plain
f:id:baru84:20180107214952p:plain

benesse.jp

結局、今後の予定

ジュニアNISAの問題点は満20歳まで払い出し出来ないということです!!

このブログを書いているうちに、中高は塾にも通うだろうし、大学でも費用がかかると考えて、15歳から毎年100万程度は払い出し出来るようにしたいと思うようになりました。

ということで、
2018年(H30年)は従来の未成年口座
2019年(H31年)から2023年(H35年)まではジュニアNISA(H35年まで開設期間で5年間)
2024年(H36年)から満14歳までは未成年口座(源泉徴収なし)
満15歳から満20歳までは未成年口座(源泉徴収あり)・・・このころから売却ありそう
って感じで運用していきたいと思います。